マッチング生活 ~2枚目~
「オタク」
おたくとは愛好者を指す呼称で、1980年代に日本のサブカルチャーから広まった言葉である。元来の「お宅」は相手の家や家庭を指す敬称の二人称代名詞であるが、ある特定のサブカルチャーの愛好者を指し示す、現在使われている言葉としての「おたく」の起源は、1983年にコラムニストの中森明夫がコミックマーケットに集うSFや漫画やアニメなどの若いファン達がお互いを「おたく」と呼び合っていた現象を揶揄して、彼らを「おたく」として分類したことにある。
中略
当初は漫画やアニメ、コンピュータゲームなどの趣味を持つ人たちと社会性が欠如したり対人コミュケーションが不得意な人たちを十把一絡げにして指し示す否定的な意味合いを持つ言葉として使用されることが多かった。その後、1990年代後半からのインターネットの普及やアニメや漫画、コンピュータゲームの社会的地位の向上によりおたくへの悪い印象は薄れ、現在では単なる「ファン」「マニア」と同義で使われることも多い。オタクまたはヲタクとも表記される。
by wikipedia先生
SNSの発達によるコミュニティの構築、コンテンツ自体の魅力の増大、あるいは上記にある様な社会的地位の向上によって
今や自身を「○○オタク」であると自称することが憚られない寛容な時代になった。
かくいう私自身も雑多でコアな多趣味の持ち主であるが、確かに昨今では自己紹介の時にはライトなオタク趣味をあえて隠すような事も無くなった気がする。
俺たちの学生時代にオタク自称なんてした日にはそれこそ非国民扱いだったのにね。。
今回は、そんなオタク趣味の持ち主である女性との間に起こった四方山話を語ろうと思う。
前回の成功?体験に味を占めたクラゲ生活は、次なるアゲマン候補を探すべく
うさんくさいナンパ師連中がマネタイズに必死になって出している有料ノート*1の無料部分のみに書かれている断片を繋ぎ合わせ、乞食のように情報収集を重ねた。
曰く、
- 距離設定を近くする方が突発的に出会える可能性が高い
- 週末は狙い目
- 渋谷・新宿・池袋・恵比寿あたりの繁華街はマッチ率が高い
- プロフ文言は当日に細やかに変更した方がレスポンスされやすい
- プロフ写真は男も加工()必須。自撮りは避けて友人が撮ったみたいな自然に笑っている物がマスト(←未だになぜか分からない。証明写真みたいな真顔の無加工自撮りなんだが...)
etc....
様々なノウハウ云々があったので、半信半疑ながら早速出来る範囲で設定を変更してみることに。
数日後、もはやすっかり日課となった12時間に一度のオプション料無し写真指名スワイプ作業を会社のトイレで用便をしながら惰性で行っている最中
不意に見たことのない演出が発生した。
俺は、俺たちはスロッターだから分かるよ。
今まで見たこと無い演出なんてアツいに決まってるじゃん。
それは案の定*2、マッチが今まさに成立した合図をカットインでお知らせする激アツ演出であった。
(その割には全然脳汁でねーな、このアプリおそらく演出担当高尾である。)
何はともあれ、鉄は熱いうちに打つに越したことがない。
さらに言うと既に次の会議の時刻が迫っている。
ウォシュレットを最大にする動作の流れでシームレスに早速返信行う。
クラゲ生活『こんにちは、マッチありがとうございます。(云々)
早速、本日都内某所で軽く飲めたりしますか?』
相手女性『いいですよ~フッ軽なノリ好きなんでw』
クラゲ生活『さすが!フッカルいいよね~w(ふ、フッ素化合物...?)』
と、トントン拍子に当日のアポを取ることに成功した。
なんと、先日のギャルとのエンカウント*3から2日後の事である。(あれ、、、?まさかナンパ師連中って有能なのか、、?)
アゲマンクラブ会員No.2
イニシャル:R
年齢:25
職業:派遣事務
身長:155cm
趣味:オタ活、カラオケ
好きなお酒:カシスオレンジ
備考:猫派(断然)
さて、この彼女
プロフィールにも記載があった通り、いわゆる
ピプマイヲタ女子
なる部類らしい。
当日、待ち合わせ先に居たのはどこか垢抜けない印象とは裏腹に髪を赤系の派手目なカラーに染めた、タイトジーンズが似合う細身な女性だった。
外見の派手さと内面の臆病さがアンビバレンツでどこか不思議な印象の女性だった。今思うと、きっと彼女の不器用な生き方を情報のみでそのまま造形として表現したならばきっと同じビジュアルになるのかもしれない───。(エモ要素)
まぁ、何はともあれ乾杯だ。
この盃を受けてくれ
どうぞなみなみ注がしておくれ。
──この瞬間が俺を蘇らせる。何度でもよ。
~他愛の無い話、小一時間~
彼女、年齢こそ華の盛りであるが
どこか話をしていても目が合わない上に、髪が若い女性にしては何故か少しボサボサで傷んでいる、
さらに何故か今どきKENT吸ってる...(あんま若い女の人で
なるほどな、こりゃぁオタ女子特有の雰囲気ぷんぷんするぜw
とはいえまぁ、趣味嗜好は個人の自由だ。
その辺りは大いに結構。そもそも俺もブログ企画でこんな事をしてるのも大概どうかと思うしな。
そういえば彼女はオタ活が趣味とも言っていたな。
せっかくだし、少し打ち解けて来た今ちょっと探りを入れてみるか。
クラゲ生活「あれ、そういえばアニメとか好きなんでしたっけ?」
Rちゃん「あ、はい。」
クラゲ生活「なんかプロフィールにも書いてあったもんね!俺も実は結構アニメとか漫画好きでさぁ~」
Rちゃん「あ、そうなんですね。」
クラゲ生活「(え、ターン制の会話、、?)」
クラゲ生活「あれぇ~なんだっけ書いてあったの...?ヒプノシスマイク?だっけ?好きなの?(白々しい)」
Rちゃん「あ、そうなんですヨ!!!!!!!!!あ、シッテマスカ??!.猿叫...
ウチ元々云々かんぬんで寿限無寿限無この前の配信がドヒュッッッッ(過呼吸)!!!あの中でも色々とあるんですけどあqwせdrftgyふじこlp推しがイテェ---キエ~イ!!!!.....」
なるほど、、ね。
久々にオタの人が自分のフィールドに入ってきた時の暴走列車みたいな語りたい感じ味わってなんか新鮮だわ。
こりゃぁ重度だな!!!
でも、こういうオモロな人はむしろ歓迎なんで是非今日は存分に語って頂き、
気持ちよくなって帰って頂こう!
クラゲ生活「あー、知ってる知ってる(大嘘)あのラップのアニメ?のやつね!Creepy Nutsとかも楽曲提供してたよね?」
Rちゃん「え、シッテマスカ??あ、でもアニメとかっていいうより元々は声優レーベルの企画でフガッsがdfhj;klなので、世代とかのそれで今は舞台がドヒュッ!!!後光の擦り切れあsdkl」
説明が始まってからとにかく長い!!!!!!
というか、何回か同じ話も聞いたぞw
オタ女子、赤髪.....タイムリープ.....まさかお前、クリスティーナなのか!??
才女とは程遠い感じがする助手の話もほどほどに、
(これ以上はオラの精神力と体力が持たねぇ)
そろそろお時間大丈夫っすか?って一応形式的に聞いて
(はよ帰ってブログの下書きするか、個人的にはまぁ面白かったけど、正直今回は盛り上がりに欠けるハズレ回かもな、、、)
なんて諦観してて帰宅の準備を進めていた最中である。
Rちゃん「大丈夫ですよ?でも、もしこの後行くなら飲みとかじゃなくてもいいですか?」
さっきまで暴走列車だったのに、急に日本語上手く喋れるようになったな。
え、、、!??てか、今なんつった???
『事情が変わった───』 クラゲルイ53世
まぁ、こうなれば野となれ山となれだ。
クラゲ生活「え、例えばホテルとか?wいやまぁ、冗談ね(ニチャァ...)」
Rちゃん「え、よければはい。」
急転直下!!!!
青天の霹靂!!!!!!!
お前らすまんのぉ!!!!!!ブフォーーー(ほら貝の音)
・・・
一応である。
一旦猛る下半身の髭男爵を落ち着かせ、
そのままの勢いで行く前にもう少しだけでも人となり諸々なりの話を聞くことにしようか。
行きずりの女よりもそっちの方が興奮するしな。
クラゲ生活「え!結構そんな感じでよく行くの?確かにフッ軽?みたいなこと言ってたけど、イメージ的に以外だわ?w」
クラゲルイ53世「(いいじゃん!いいじゃん!細かいことは気にせず、ヤっちゃえよ!ブログのネタにもなるだろぅ!)」
Rちゃん「あぁ~まぁ、はい。家遠くて終電早いからもう泊まれる方が楽で」
クラゲ生活「そうなんだ。(そうなんだ。)えぇ~まぁ、俺は全然!歓迎だけども、終電あれなら別に無理に今日とかじゃなくて別の日とかでもいいよ」
クラゲルイ53世「(いいじゃん!いいじゃん!据え膳だよ!キナ臭いのも含めてイくのがお前だろ!毒を食らわば皿までだよ!)」
クラゲ生活「..クッッ!!!(下男爵だまれ!)」
Rちゃん「??」
Rちゃん「あ、一応でも初めて行く人にはサポお願いしていて、、、ホテル代別でお気持ち貰えればと思ってるんですけど、、3くらい行けます?」
~散会~
当然、今回はそういった意思では無いので丁重にお断りした後、それとなく話だけでもと聞いてみると
どうやら、彼女はオタ活の為にいわゆるサポをして貰える相手を探していたらしい。
元々プロフィールにあった派遣事務職は不定期で、今はもっぱらいわゆるパパ活やサポートを行い生活費とオタ活費を稼ぎ日銭を稼いで暮らしているとの事である。
グッズ費とか遠征費とかが大変なんだってさ。へぇ~~~~。。。
よっぽど途中で、
「警察の人〜きてー!ここに犯罪者がいます〜!*4」
と叫び出したい衝動を堪え、
クラゲ生活「あー、、なるほどねごめん!今回は普通に飲み友達とか欲しかったつもりだからそう言う気はないや」
と、相手の行動と気持ちを汲んで(ごめんよmy son、、)やんわりと再度丁重にお断りしたところ、
Rちゃん「あ、でもお兄さんなんか話合いそうだしいい感じだから、ご飯代とホテルだけ出してくれたらそれでもいいですよ 笑」
とか、抜かされて
さすがに温厚な僕も久しぶりにクソアマがッ!って思っちゃいましたね。
なんかむしろ笑っちゃったもん。
てか、何普通に今の駆け引きでしれっと飯代まで俺が奢る事になっとんねん。策士やの。
二重で断れはしないもんな、俺女性の味方だし。
ということで、10連休前日
絶妙にモヤモヤした気持ちになりながらしっかりとご飯代を奢って帰ってきましたとさ。
なるほど、ナンパ師達はこういうモヤッとした気持ちは平日じゃ消化し切れないからダメージ回復期間を含めて週末が狙い目と言っていたのか。。。
深いぜ、、、。
なんつーか、でも2回目にして思い知らされましたよね。
ここでイケる程の甲斐性と無鉄砲さは俺には無い。
つくづく彼等
は生物としての強さが違うんだなぁと。。。
と、行きたいところであるが
現時点でマッチして多少やり取りしている女性がタイミング諸々も含めなんというか、、、
あまり容姿で人を判断するのもどうかと思うが(そもそも今回のコンセプトはそこじゃないし!)食指が動かないというべきか。
クラゲ生活だって人の子である。
見えている地雷をあえて踏み抜く程覚悟がガンギまっている訳ではないし、どうせ出会うなら素敵な女性とマッチしたい。
と、いうことで次回は未定で恐縮なのですが
思っていた以上の反響を頂いて嬉しくなってノッているのも事実なので、なるべく積極的に企画を進められる様にしたいと思います。
乞うご期待下さい。